水塚(みずづか)、聞きなれない言葉ですよね!
この水塚がある場所は
利根川、渡良瀬川、印旛沼、霞ケ浦等の
結合地域に多く見受けられます。
千葉県でも特に利根川流域沿いは、江戸時代
から破堤による洪水被害が多くあり、
民家や収穫した農作物等に甚大な被害が
あったそうです。
この地域の民家は洪水に対する
自己防衛として小高い自然堤防上に
集落をおいたり自宅敷地内に小高く
盛土を築き、その上に6畳~8畳相当の
家屋を造り水が引くまでの避難所として
利用致しました。これが水塚です。
昔のかたの生活の知恵ですね!
先日、その水塚の名残がある民家に
高木の伐採や庭木の手入れ管理の為、
古くからお付き合いのある造園屋さんの
お仕事の手伝いをさせて頂きました。
大変、大きな敷地内の植栽の手入れです。
竹や棕櫚(シュロ)、欅(けやき)、椿、
梅等の伐採や剪定。
私は庭師の資格や剪定の技術がある訳では
ありませんので、切り落とした幹や枝
葉っぱ等をトラックなどに積んだり
周りの掃除をする程度の手伝いなんですが・・・。
下記の写真は、水塚の上にある太さ
3メートル程ある欅の木の伐採作業
となります。
高所作業車を利用し、地上15メートル以上
ある木の伐採。
樹木の上部から順番に枝樹を払いながら
切っていき、最終的に樹の根元を切ります。
やっぱり、職人さんて凄い!
刃渡り1メートル・重さ10kgある
チェーンソーを手足の様に操作し
ワイヤーで張力をかけながら
想定した方角に ‟どしん”と地響きが
なるくらいの大きな木を伐採。
凄かったです!
昔の方の知恵と職人さんの仕事の素晴らしさの話でした!